今週の週ベより 2010・6・7発売号


今回の週ベよりは巨人軍球団代表の清武秀利氏が寄稿している
P104の「野球は幸せか!」よりです。

清武球団代表といえば読売新聞から球団代表になって6年が経ち
巨人の本質が根底から変えたようなイメージがあります。
編成も兼務しているようであの山口や松本を育成から一軍のスターへと大躍進させたのも
実は清武代表の手腕であったそうです。
みるからに温厚そうな顔ですが清武代表を主役にしたドラマ「ルビコンの決断」では
名高達男氏はちょっと凄みがあってあまり似てなかったですが。

今回は「苦しみこそ伝えよ」ということでアメリカ独立リーグに所属している仁志選手の
ことに触れている。

野球の夢を追い続けるものの中に、選手としての死に場所を探している選手がいる。
野球に取り付かれてしまった者には、どこかでその病と決別するきっかけを与えないといけない。
仁志は野球の夢にとりつかれているのだろうか。それとも道の途上なのだろうか。
「継続は力なり」という言葉がある。
大正から昭和初期に広島で活動した宗教家、住岡夜晃の『讃嘆の詩』(樹心社)の一部だ。
彼は小学校教員の職を投げ打って親鸞の教えを説くことに生涯を捧げた。

牛のごとく、象のごとく、強くなれ
真に強いとは、一道を行きぬくことである
性格の弱さを悲しむなかれ
性格の強さ必ずもしも誇るに足らず
「念願は人格を決定す 継続は力なり」
真の強さは正しい念願を貫くにある
怒って腕力を振るうがごときは弱者の至れるものである
悪友の誘惑によって堕落するがごときは弱者の標本である
青年よ強くなれ 大きくなれ>

一道というのはワタクシのようなものでも当てはまるのか。清武代表に聞いてみたい所存です。