ダビデ氏の禅問答


ときおりダビデ氏は禅問答のような会話をしてくることがあります。
だいたい↑上記の写真のような感じになると禅問答開始です。
私も嫌いじゃないので付き合います。

ダビデ「おぬし、先日のサイゼリヤでまたディアボラ風ハンバーグを食べたな」

わたし「は、はい」

ダビデ「はたしてそれは本当にディアボラ風かな」

わたし「はい・・・実際そうでしたし、店員さんも
     お待たせしましたディアボラ風ハンバーグです、
     と言って持ってきましたよ」

ダビデ「では、店員さんがディアボラ風ハンバーグです、
     と言って、イタリアンハンバーグを持ってきたら?」

わたし「それ違いますよ、と言います」

ダビデ「では、イタリアンハンバーグです、と言って
     ディアボラ風ハンバーグを持ってきたら?」

わたし「まぁ頼んだのはディアボラ風なので、
     そのまま受け取りますけど・・」

ダビデ「店員さんはイタリアンを持ってきたのだぞ」

わたし「それは店員さんの言い間違いで
     実際はディアボラ風なわけですし・・」

ダビデ「では、メニューにもイタリアンハンバーグと
     書いてあったら?」

わたし「ディアボラ風のところに?」

ダビデ「そうだ」

わたし「書いてあるなら、“イタリアンハンバーグひとつ”と頼みます。
     念のため、メニューを指差しながら言いますけどね」

ダビデ「それで、イタリアンハンバーグを持ってきたら?」

わたし「それはイタリアンという名前のディアボラ風ですか
     それとも元からあるチーズが載ったイタリアンですか」

ダビデ「おぬしは、どっちだと思う?」

わたし「イタリアンと名前のついたディアボラ風を頼んだのですから
     あのネギの載ったディアボラ風ハンバーグでしょう」

ダビデ「名前はイタリアンだぞ」

わたし「でも、モノはディアボラ風ですよね」

ダビデ「そうだ」

わたし「じゃあ、いいですよ、名前はともかくあのディアボラ風なら」

ダビデ「そうするとおぬしは何を食べたのだ?」

わたし「ディアボラ風ハンバーグですよ」

ダビデ「違う、イタリアンハンバーグだ」

わたし「名前はそーですけど、実際のモノはディアボラ風でしょう?」

ダビデ「そうだ、しかしメニューのどこにもディアボラ風とは書いてない」

わたし「じゃあ分かりましたよ、イタリアンですよイタリアン」

ダビデ「ディアボラ風ではないのだな」

わたし「いや、ディアボラ風ですよ。
     ディアボラ風ですけど名前が違うんでしょ?」

ダビデ「おぬしが食べたのは名前なのかハンバーグなのか」

わたし「ハンバーグですよハンバーグ」

ダビデ「ではそういうことだ」

わたし「・・・・・。」


「ではそういうことだ」
の一言で問答は完結します。
私を試そうとしているのは分かりますが、
何を試そうとしてるのかさっぱり分かりません。
(川越フーコー)