夕暮れの川原で


流山ダビデとノンジ先生は川のそばで、
川越フーコーは沼のそばで育ったもんですから、
何かというとよく水辺へゆきます。
それは川原であり、海辺であり、沼辺であり。

たそがれたいとき、うれしいとき、悲しいとき、
意味もなく水辺へゆき、しばらくボーっとすると
何かが満たされるのです。

写真↑は川辺の流山ダビデ。
夕暮れどきのサイゼリヤでミーティング中に
流山ダビデがいきなり
「川へ行こう」
と言い出し、
私も嫌いじゃないので、文句を言いつつ付き合います。

川原に着くやいなや、
「よし、今から演技の練習だ。
川原で結婚指輪を落とし何時間も探す役。
あまりに必死に探す姿を見て幼妻が感動するシーンだ」

と、いきなりレッスン開始です。
一応、電話でノンジ先生に集合かけるも留守電。
ただちに集合の旨、吹き込みましたが
連絡なしでした。

やがて日は暮れ、あたりは真っ暗に。
それでも決して現れはしない幼妻を待ちつつ
架空の指輪を探しつづけたのでした。