集中とメバル魚


先日、釣りに行きました。
釣堀以外で魚を、自然な状態の魚を釣り上げたことのないワタクシですから
いささか釣りに行くテンションは普通の釣り人とは異なる精神状態で行きます。

それは「どうせ釣れないんだろうな…」と

週末の華やいだ街の片隅でナンパ師達はまさか今夜女の子が「釣れないだろう」とは思いません。
きっとどんな形でせよ体裁を決め込んで女子を釣り上げようと必死になります。
ある程度の時間になったら、知り合いの女子を呼んで盛り上がって終わりにしたい。
知り合いのちょっと軽い女の子も来ない場合はキャバクラに行って、
女の子が居て酒が飲めればその日は成功になるんだし。

しかし、本当の魚釣りにはそんなことは出来ない。

昔の漫画じゃ釣りに行ったお父さんが釣れずに最終的には魚屋さんで魚を買ってきて
今日は大漁だったぞというオチはありましたが、実際にはそんなことは出来ません。
そんな見栄を張る相手はうちには父親しかいません。
父親にそんな見栄を張るくらいなら、釣りなんてやめればいいんだ。

釣りに行くテンションは「今日はやるぞ」と「釣ったるゾ」と「やったるゾ」等
そんな並々ならぬ気持ちがないといけないんです。

しょせん人間は自然に勝てないと考えていますし、
なんなら自然界で1番無力な象徴と云えるワタクシは魚釣りに行き、
自分の竿に魚がかかるなどという期待をしませんが
海神ポセイドンの気紛れな恩恵をたまたま受けることはあるかもしれない。と考え
少しだけ釣りに集中しようと↑↑のラムネを釣り場に持って行きました。

かのノンジ大先生もご自身のブログで紹介している集中力アップの食べ物。
ラムネ。

こいつをやおらバグバグと食べて集中力をアップして竿を一身に睨みその偶然を
その幸運を受け釣り上げたのが↓↓

小さい、ワタクシの縮み上がったキャンタマくらい小さな子供のメバル。
しかもエサに食い付いたわけではなくヒレに引っかかった感じでした。

可哀相だったので釣り上げて、写真を撮ってすぐに大海原に返してやりました。
釣りとは自然と人間との勝負だと思う。
でも、自然はそんなに人間には歩み寄らないことだけはいつも頭の片隅に持ってないといけない。