それでも戦え!流山ダビデ!
生きることに、目的もゴールもありはせず、
それらしきものを見つけたとしてもそれは錯覚であって、
しかしその錯覚こそが人生の退屈を和らげる。
日々頼りなくなる毛髪や、
失われていく体力は
やがて終わりがくることを悟らせはするものの、
それがいったいいつ、どのような形でやってくるのかは知らされず、
錯覚をしきりに拒絶する私たちはただ、
何もない日常をひたすらに生きなければならないのです。
ダビデは今日も戦っています。
テレビゲームの中で、敵を斬り倒しなぎ倒し、
戦っています。
それはたかだか何十年という時間をつぶす最良の手段でもあるのです。
何も為しえず、何処にも辿り着かず。
私たちは、あいも変わらず停滞しております。