落とし穴のような人生


先日、朋輩の川越フーコーと打ち合わせ中に
ふと、人生における落とし穴はなんだろう。
というような話題になりました。

もういかんせん40代と40代手前の男の子なもんで人生の辛酸というのも
数々味わってきたような気がしなくもありません。

ワタクシが「落とし穴なんかいくらでもある。
例えば前に一度借りたことのあるAVをまた借りてしまうことが多々ある。
あれは落とし穴では?」と聞くと
フーコーが「それは落とし穴ではない。ただの不注意だ」とのたまう。

「これはどうか?風俗嬢を好きになり、告白して、振られた」
とワタクシが切り出せば
「それは切ないな。だが落とし穴ではない。ただの勘違いだった」とのたまう。

ダ「洗濯したのに雨が降ってきて洗濯物が濡れた」
フ「乾燥機つきの洗濯機を買えば済む」

ダ「抜け毛が増えてる」
フ「単なる老化だ」

ダ「最近息がよく切れる」
フ「それも老化だ」

ダ「腰が痛む」
フ「老化だ」

ダ「手前の文字が読みづらい」
フ「老眼だ」

ダ「動悸が激しい」
フ「……」

ダ「眠りが浅い」
フ「分かった。もう何も云うな。人生の落とし穴とは、結局のところ老化現象なのではないだろうか」
ダ「ふむ。良い得て妙だな。人生の落とし穴とは老化である」
と云いながら、二人で誰かがかかるであろう落とし穴を掘り進めるのである。