激怒・フーコー


先日、打ち合わせと称してフーコーを呼び出しました。
「今日は一体何のアレ?」
と今日は予定があったのに予定を繰り上げて何とかかんとかとブツブツ文句を云い出す。
そこでワタクシが
「いや、実はねワタクシ髪の毛を植毛のようなことをしたんだよ。ホラ」
と頭を見せると
「何してんだ!」とまさに烈火の如く怒り出すフーコー。
「何だよ…いいじゃないか別にハゲが隠れるならそれはそれで…俺だって幸せになりたいんだ」
と少し嘘泣きしつつ、情に訴えようとするとフーコーが
「そゆこと云ってんじゃねーんだよ。貴様がハゲていようがハゲてなかろうが
それはどうだっていいのだ。そんなことを云う為に私を呼んだのか?
今日はなぁ…今日は親戚のR子ちゃんとケーキバイキングに行くはずだったのに…」
と云うではないか。
誰だよ、R子ちゃんって。何だよソレ。
色々どっちらけになってうやむやのままに二人は押し黙ったまま時間だけは過ぎていくのでありました。