なでしこジャパン
遅ればせながら、サッカー日本女子代表
ワールドカップ優勝おめでとうございます。
お互いを人生の落伍者と認め合うわたしたちですから、
今まで何かをやり遂げたり、成し遂げたことなど
一度もないわけですが、
せめてなでしこジャパンを応援して、自らの何かを
彼女たちに重ね合わせて、感動させていただくのです。
自分たちには出来ないから人に託して応援する、
まるで我が事のように応援する。
そして人が達成したことを、
さも自分たちが成しえたかのように錯覚する。
そう、まさにわたしたちがしてることは錯覚なのです。
そのとき、わたしたちは彼女たちと完全に同化してますので、
ゴールを決めれば
「ゴールよ!ゴール!なでしこゴールよ!」
ドリンクバーへ行けば
「なでしこドリンクよ!きれいになっちゃうから!」
車に乗れば
「なでしこスピンよ!なでしこスピン!
そこのカーブでなでしこスピンして!」
「できるわけないでしょ!あぶないじゃない!もぅ」
今回はたまたま対象が女性だったもので、
結果的にオカマが2人いる感じになってますが、
世界一を達成したわたしたちはやたら興奮してるので
そんなことかまいやしません。
熱が冷めるまでこんな状態が続きます。
しかし現実に戻ればわたしたちはダメな人間です。
せめて、錯覚くらい許してほしいと思うのです。
(↑写真は、なでしこジャパン優勝を喜ぶダビデ氏(当時)