ジョナサンの戦い 〜最後に支払うのはあいつだ〜



ダビデ氏は油断ならないヤツだと時々思う。
↑上の写真のように、ケータイをぼんやりと眺めてるのかと
思いきや、実は戦闘態勢なのだ。
この写真のとおり↓手にしたケータイのモノアイが不気味に動く。



ダビデがこちらを見ないままつぶやく。


「なぁ、ガルマはなぜ死んだと思う?」


それについて私はこう答えるしかない

「坊やだからさ」


ダビデ「ルナツーに木馬が入ったとの情報があるが・・・」

ダビデの言葉をさえぎるように店員が
食べ終わった皿を下げに来た。

店員「失礼しまーす」

ダビデ「ちぃっ!」

私「!?」



店員「お済みのお皿のほう、お下げ・・」

私「うしろっ!!?」

振り返ると、ダビデが操るビットがこちらを向いている、
撃ち落とすにはすでに遅く、あきらめた私は
少しエロい感じの多分人妻であろう従業員を
抱きかかえるようにしてテーブルの下に倒れこんだ。

スガガガガーン!!

私たちがいたテーブルは破壊され、下げるお皿も粉々。
立ち込める煙が晴れたころにはもうダビデの姿はなかった。
あぶないところだった。
それにしてもあのケータイ型のモビルスーツは
ニュータイプ用だったのか。

こうして、ひとり残された私はレジに向かい、
この日は私のおごりとなってしまう。

油断ならない、まったく油断ならない。