それはきっと、ボーリング


先日のミーティング中、ダビデ氏が突然↑ご覧のポーズで悩みだした。

「これ、こういう風にやるのなんて言うんだっけ・・・?」

そうつぶやきながら、腕を振る仕草をする。
見た感じ、それはボーリングだ。

私「それはあれだな、重いものがすぅーっと転がっていって
  コカゴカーン!ってなるやつだな?」

と、まずは確認。

ダビデ「いや、そうかな、そんなにすぅーっといくかな?」

ん??ボーリングではない?

よく見ると確かに、指が違う。
ボーリングなら、穴に入れるのは中指と薬指だ。

しかし腕の振る動作がどう見てもボーリングだ。
こんな動きをするものが他に何かあっただろうか・・・これは意外と難問だ。

ヤツの頭の中にはその風景がはっきりと浮かんでいるようだ。
そしてその名称が思い出せない。
では、その風景を聞き出せば。

私「すぅーっといかないのなら、どうなるのだ?」

ダビデ「スポッと抜けてドン、ガタッとハマる感じ」

つまりガターだな、
それはガターだな。
ボーリングを思う時にガターが出てくるとは
なんてネガティブなヤツなんだ。

しかし。
指が違う以上、ボーリングではないはずだ。

ダビデ「あ」

どうやら思い出したようだ。


ダビデ「ボーリングだ」


てめぇこのやろう!

指が違うだろう指が!


思わず怒鳴ったのはツッコミなどという
生易しいものでは決してなく、
私の、心底から出た怒りです。


間違った指使いだからガターばかりなんだぞ。


そうして、薬指と中指を入れて残りの3本で支えるのだと伝え、
ボーリングの初歩を確認しあうジョナサンでの午後11時。

となりの席では30代男性が40代後半の女性上司に
「だからこの書き方が違うって言ってんのが分からないの!?」

と怒鳴られていました。