失くした 1/5


ワタクシは色々なモノをよく失くす。

先日は買ったばかりの小銭要れを失くしたし、
何年か前に買ってもらったMP3プレイヤーが最近どっかにいってしまった。

無論、一生懸命探した。

しかし、忽然と何処かに消えてしまうように、モノを失くしてしまう。

それはモノだけに限らず、人であったり、自尊心であったり、理想であったり
湧き上がる性欲だったり、野心であったり、優しさであったり、髪の毛であったりと、

ノートに書き出したらそれこそ一冊で足りるかどうか。

そんな風にして人は色々なものを失い、大人になっていくのであろうなと。
それに見合うよなモノを手に入れられるわけでもなくである。
もちろん、手に入れることが出来る人も多くいるが。

我々はどこかで1/5くらい自己をなくしてしまったのではないだろうかと思うときがある。
40年くらい生きているのだが、もうとうに人生の折り返し地点を過ぎてしまって
まだ若かりし頃に抱いたモノの1/5以上失われているような気がする。

それにしても、折り返し地点がいつだったかは、全く分からない。
失くすばかりで得られるものど、ほとんどないのが現状である。


↑↑の写真は、日々失い損なわれる全ての事象に憤怒の表情を出す朋輩のフーコー。