水と油


先日、ワタクシ自身の昔の写真を探していたら何年か前のフーコーが出てきました。
まだその時は川越フーコーと云う芸名じゃなく
我孫子のアイゼンハワーだった気がするが記憶は曖昧だ。
↑↑の写真のようにエキセントリックで実にイヤな男だった気がするが記憶は曖昧だ。

所詮記憶なんてあてにはならない。
大体において人間の脳みそは十全に使い切れてないわけだし、
ワタクシの記憶の曖昧さなんて、この不況の世の中に比べたらどうってことはない。

この写真の時はみんなで何か舞台でもやろうかと云う話になって顔合わせみたいな感じだった。
だがそれも記憶は曖昧だ。
曖昧さの中に何か少しの真実が垣間見れればそれはそれで真実になることもある。

本来なら皆で和気あいあいと話すはずなのに、↑↑の人だけ
「この舞台に賭ける皆の意気込みを聞きたい」などと云い出すもんだから皆、閉口した。
円に座って一人一人抱負というか意気込みを云うのだが
他の人は「自分のキャリアとして良い舞台にしたい」だとか
「この舞台で仲間との絆を深めたい」だとかの抱負が飛び出したが
ワタクシの番になってつい「ワタクシは女にモテたい。モテるために舞台をやりたい」と云いだしたら
↑↑の写真の人が「バカかオマエは?そんな気持ちで舞台やる奴とは一緒に出来ん!帰る」
と云い残し帰ってしまった。

そんな尖がっていた頃の二人の心温まるエピソードである。