いかがわしさと忍びなさ


↑↑の写真は以前こちらの動画を撮影した時に収めたものです。
どこかの公民館のようなところを借りて撮影しました。
普段ならちゃんとした会社の重要な会議などに使われるのですが、
我々は動画のネタに使うのです。

まぁこの動画も立派な趣味の領域ですから、
例えば趣味のダンス教室などで利用されている方々と何も変わりはないわけで。

それでも借りるときの申請にちょっとばかり頭を悩ませます。
「趣味の動画撮影の会」
などと申請すれば何かいかがわしい香りも出てこなくもない。
間違っていないのに、何かいかがわしさが出てくるのは避けねばならぬ。
だのでチキンハートのワタクシなんかは「流山映像研究会」などとありもしない
団体の名前で申請してしまう。
いわば嘘だけど、嘘とも云い切れない。
だが本当ではない罪悪感。これは忍びない。
だが、いかがわしさよりも忍びない気持ちのほうが若干は楽である。

しかし、こういう時のフーコーは意外と
「何が恥ずかしいことがある。お天道様に誓って我々はいかがわしいことなどしておらぬ
何ならダビデとフーコーのヘルメットの会でもいいのではあるまいか?」
などと本当過ぎて、受付の60歳の才女に
「この会は一体何をやるのかね?」と不審に思われてオタオタと
ワタクシの芸名が流山ダビデと云いまして、そして朋輩のフーコーと二人で…
などと説明すれば説明するほどドツボにはまる。
そんな面倒は避けたい。

語感で「流山映像研究会」ならばなんとなく分かる。
千葉県流山市の人たちが集まって映像に対する何かを研究するのだろう。なと。
しかし「ダビデとフーコーのヘルメットの会」だと何が何だか分からない。
両面を考えてのワタクシの作戦は功を奏し受け付けの60歳の才女にも
何も云われずにこの日の撮影を無事完遂しました。
ミッションは小さいが色々気苦労が多いのも事実なのであります。