サトコと、呼ぶことにします。


↑写真は北海道土産にいただいた「鉛筆立て」である。
しかし私は、これを箸立てとして使っている。

いつも台所に洗い上げたままの箸をそのまま持ってくるので
箸立てなど使う必要はないのだが、あえてここにいったん立ててから
箸を取って食事をすることにしている。
実に重宝している。
鉛筆立てとして使うより、箸立てとしたことで
日常での活躍度が増した。

うまいこと転用した自分に思わずほくそ笑んだ今日この頃。

このことをダビデ氏に話すと、

「オレもな、最近、部屋を大改造してな、
 テーブルを作ったんだ。
 食事にも、執筆にも使えるようにってな。
 キャスターがついてるから自在に動く。
 あまりに便利でスーパーワゴンと名づけたんだが、
 貴様のその箸立てはなんていう?」

さすがダビデ氏、日常の工夫に自ら感動したところまでは同じだが、
名前をつけるとはさすがだ。
私はそこまで頭が回らなかった。

さっそく名前をつけてみた。

サトコ

にしようと思います。
私の食事中、目の前にずっとたたずんているわけだし
せっかくだから女性の名前にした。
これからはサトコと向かい合って食べることになる。

サトコ、という名に意味はない。
ミチコでもヒロエでもよいのだけど、
なんとなく素朴な感じがするから。
この木の肌そのままの箸立てに似て。