気を遣う子供



とあるガストにて。

遅い昼食をとっていると、
小学校低学年くらいの男の子と母親の2人連れがやってきた。
低学年、あえて突き詰めるなら小学3年生か。

さて何を頼もうかとメニューを開く母。

そこで子供が元気よく言い放った。

「オレはいいよ、食べてきたし、お金かかるからいいよ」

声は子供なのにまるで大人の発言に絶句の私。

母は、いいわよいいわよ、食べなさいよ。

と言ってメニューを見させ、
子供は結局、スパゲティを頼んでいた。

この2人の家庭に何があるのかはもちろん知らない。
知らないけど、子供ながらの気遣いなのか遠慮なのか、
もともとそういう性格なのか、どうしてそのような性格に育ったのか
いろいろ考えると涙せずにはいられなかった。
豚生姜焼き定食を喰らいながら。(↑写真)