いくばくかの不安


先日、こんなニュースを見た。

マリナーズのイチロー外野手(38)が、12年オフにもFA(フリーエージェント)となり、
他球団へ移籍する可能性が出てきた。
メジャー球界では絶対的な主力選手に対して、
公式戦中に契約延長の交渉を持ちかけるのが常道と言われる。
イチロー自身、契約切れとなった07年には、
7月中に5年9000万ドル(約108億、当時1ドル=120円換算)で再契約経緯がある。

無論、説明不要のスーパースターイチロー。
日本のプロ野球界を飛び越え、野球の本場メジャーリーグでも前人未到の記録を打ちたて
小さい子から大人までを魅了するスーパースターだ。

何を隠そう流山ダビデと同い年。
1973年生まれなのだ。
同年代の人がスーパスター。
ワタクシは誇りに思う。嬉しい。イチローの活躍で日本人の野球選手の格的なものが
メジャーで認められたと思っている。安打製造機。

そんなイチローでさえも、今季の成績如何によっては契約されないのだ。
それでも細やかな契約の経緯で何年後にまでお金がマリナーズから支払われる形になっているらしい。
野球選手の現役時代は短い。
現役を終われば、今までの生活とはまるっきり変わり、なかなか上手くいかない元選手というのも多い。
セカンドキャリアの充実というのも球界が抱える問題でもある。

違う。
ワタクシはそんなことを云いたいんじゃない。

↑↑の写真は先日、朋輩のフーコーとデニーズに行き、食事をしている風景を写真に収めた。
その日のフーコーはなんちゃらサンドイッチを注文し、ご丁寧に写真を撮っているのだ。
パンはフランスパンで、中にはアボガドが挟んでいるらしい。
「アボガドがこんなに入ってる!お、美味しい!
パンとの食感ともバッチリ合って頼んで正解!超うけるんですけど〜」
などとはしゃいでる姿をみていると、幾許かの不安が頭をよぎる。

我々はこれで良いのだろうか?
確かに美味しい。そして楽しい。二人で平日にファミレスに行き、
頼んだ食事を写真に収めブログにアップしてはしゃいでいる。
楽しい。

イチローにだって悩みはあるだろう。
イチローが故の苦悩もあるだろう。

それでも同年代のイチローと比べてしまうワタクシがそこにいるのだ。

ワタクシはここでこのオッサンと何をはしゃいでいるのだろうと。
ワタクシに出来ることはもっと沢山あるんじゃないのだろうか?
などと頭がよぎるが
「わぁ〜ソレ超美味そう!ワタクシも今度はそれ頼もう!超うける!」
とはしゃいで色んなものを忘れてしまうのだ。
それはそれでまぁ良いんじゃないかと思う早春。