青菜に塩


先日、ワタクシ宅の家電が鳴り響いた。
夜は8時を過ぎていただろう。
もちろん家電には面倒な電話が良くかかってくるのは承知の事実だ。
留守番電話にも設定してあるのでそれを聞けば済むこともあるので出ない時が多い。
その日は軽率にも何気なく取ってしまった。

電話主「私どもは結婚案内をしているものですが、そちらでもまだ未婚の方はおられますか?」
という内容だった。
ワタクシは
「そういうのは結構!ここには未婚の者などいわしません」と
ガチャリと切ってやった。

その一連の話しを撮影後のいつものファミレスで朋輩のフーコーに話すと
↑↑のような状態になってしまった。

フーコー「おぬしは結婚してはおらぬではないか?
何なら恋人と呼べるような存在もいまい?
何故にそんな嘘をつく必要があるのだ?」

ワタクシは食べかけた和風ハンバーグと男爵ポテトコロッケを端に寄せ
ダビデ「いいか、結婚なんてものはだな、愛し合う二人が居てこそなんだ
そんなパソコンだがマイコンだが知らんもんにデータを入力して
どうして理想の人を探すことが出来るのだ?
愛は機械には分からんだろう」

フーコー「バカだな。まずは出会いの場がないと愛も何もないじゃないか。
おぬしは今、私とこの動画を撮影するか風俗店に行くかしかないだろう」

ダビデ「愚弄するな。家で野球中継を見ている時だってある」

フーコー「まぁ聞け。そんな状態じゃ出会いなんてあり得ないし
おぬしの云う愛も幻想のまま年老いてゆくだけなんだぞ?
それにおぬしが出会いの場を持てば、私にもその恩恵を受けられるのに」

大きな溜息をついて良からぬ発想に飛躍し、しなだれるフーコーであった。


青菜に塩をふりかけると、しおれてしまうことから、すっかり元気をなくしてしおれている様子。