ロイヤルな朝


ダビデ氏とは、ジョナサン、デニーズ、ココス、ガスト、サイゼリヤあたりには
行ったことがあるが、ロイヤルホストというところに行ったことがない。
会話の中に名前が出てきたこともない。

なぜだろうか。
“ロイヤル”とつくだけでそれはもう上流貴族な感じがするので、
我々のような庶民の範疇ではない、ということかもしれないが、
ホントのところは自分たちでも分からない。

ならば、というわけで、ある日の午前中に単独でのロイヤルホスト突入である。
所望したのはモーニングメニューの「レタスと蒸し鶏のお粥」だ(↑写真)

ゴマ油の香りが心地よい、中華風のお粥。
そしてお粥にレタス。
お粥全体が柔らかい食感なので、レタスのシャキシャキ感は抜群の効果だ。
なるほどさすがの上流貴族。
ジョナサンのモーニングにもお粥はあるが、レタスは入っていないぞ、確か。

そうかレタスか、レタスなんだな、貴族はこういう感じなんだな。
と、ひとりうなづきながらおいしくいただいた。

こうなると、自分のジーンズにパーカーなどという庶民な服装が恥ずかしい。
中世の貴族がしていた、首のまわりにギザギザするやつが欲しい。
なんなら早朝のキツネ狩りのあとに寄って、このお粥をいただきたい。

私は、何事も形から入る人間なのだ。