ジョナサン広報大使辞任
以前から私のジョナサン広報大使としての資質に対し疑問を呈していたダビデ氏だが、
ついにこの日、重い一言を吐いた。
ダビデ「おい、フーコー。貴様は“ジョナサン広報大使への道”なんつって
ジョナサンの宣伝広報を担ってるつもりのようだが、
先日の“野菜たっぷりタンメン”、あれはなんだ。
疑問を疑問のままに放置するだけでなく、商品のおいしさにちっとも触れていない。
ひどいリポートだな」
突然のダメだしに驚いた、というのと、言ってることは何も間違っていない、
ということで私は何も反論できなかった。
ダビデ「宣伝広報っていうからには、結果が求められるんだぞ。
宣伝ていうのはなんのためにやるんだ?」
私「もちろん、客に足を運んでもらうためだ」
ダビデ「今のこの店内を見てみろ、その成果が出てると思うか?」
確かに、この日の店内は客が少ない(↑写真)
しかしそれはいつもに比べて、ということであって
今のこの時間帯も関係してるのではないか、
と、言い出しそうになったが、それは言い訳だ。
私「いや、成果は出ていない」
とだけ答えた。
ダビデ「ここで、なんらかの責任をとるべきじゃないのか?」
これが本題だ。
ダビデは私に広報大使辞任を迫ってきた。
今の私にこの状況を逆転する術はなにもない。
この客の少なさは私の責任だ。
私「・・・わかった。辞めることにしよう。しかしこれからも
ひとりのお客としてジョナサンを語ってもよいか?」
ダビデ「もちろんだ。それは自由にやればいい。
本来なら、こちらから広報大使解任、とするところだが、
貴様が自ら申し出て辞任、という形にしとくからな。
せめてもの情けだ」
ヤツはいつからそういう立場にいたのだ?
という疑問はさておき、
私はダビデ氏に最後のお願いをした。
私「最後に、辞任会見を開いてよいか?」
ダビデ「・・・いいだろう」
ダビデ氏はさっそく、いつものカメラを私に向けた。
私「えー、本日はお忙しいところお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
このたびわたくしは、昨今の責任を取り、広報大使を辞任することとしました・・・」
最後に深々と頭をさげると、ダビデのフラッシュが最高潮に達する。
こうして私は、ジョナサン広報大使を辞任した。