ヘルシー豆腐ハンバーグ


またたのんでしまった、ジョナサンの豆腐ハンバーグ。
でも確か以前は
「豆腐とひじきのヘルシーハンバーグ」
という名前だった気がするが。

ひじきがなくなったのか?
でもひじきっぽいものは見え隠れしてる(↑写真)

そんなこと考えながら箸を手に取るといきなりダビデ氏が

「フーコーよ。ひとつ質問がある」

ときた。

「フーコーを見ていると貴様がハンバーグ好きなのはよくわかる。
かのサイゼイリヤでもいつもハンバーグ、
USTREAMの話題でもハンバーグ、そして今も豆腐ハンバーグを食べている」

私「その通りだ、私はハンバーグが好きだ」

ダビデ
「しかしその豆腐ハンバーグは本来の挽き肉を使ったハンバーグではないわけで、
豆腐を使ってハンバーグのようにした、というだけだ。
貴様はいったい、ハンバーグの何が好きなのか。
ハンバーグという名前なのか。
材料はなんであれ、ハンバーグという体裁であればそれでいいということなのか」

そういうことについて考えたことがないので一瞬、戸惑ったが、
少し考えれば答えには窮しなかった。

私「うむ、それは私の年齢に関係する。
ホントは、挽き肉のハンバーグを食したいが、
体のことを考えると今日は豆腐のハンバーグにしておこう、
そしてその雰囲気だけでも疑似体験しようということだ」


ダビデ
「つまり、電車でゴーのゲームをして、
実際の電車を運転する気分を味わう、ということだな」

私「そ、そうだ」


ダビデ
「では、その豆腐ハンバーグはおいしいのか」

私「おいしい、これはこれでおいしい」

ダビデ
「これはこれで、ということはどういうことか。
それはそれでおいしいのなら、もはや“ハンバーグの擬似”という側面を超えて
豆腐ハンバーグというひとつの地位を確立しているのではないか」

私「それは、本来モノマネであったコロッケ氏の“野口五郎”が、
モノマネを超えたひとつの“芸”になっているということか」

ダビデ
「そうだ」

私「確かにそうかもしれん」


ダビデ
「ではそういうことだ」


ひさしぶりに飛び出したダビデ氏の禅問答的対話。

その後はキツネにつままれた感じで豆腐ハンバーグを食したのだった。