オリンピック問答
ロンドンオリンピック真っ盛り。
我々もご他聞にもれず日本選手のゆくえに一喜一憂し、
卓球女子日本代表の福原愛選手と石川佳純選手を追った
NHKスペシャル「愛と佳純」を見ては目に涙するオヤジです。
ダビデ:
見たか、我々に圧倒的に足りないのは努力だ。
だから我々はいつまでたってもうだつがあがらないのだ。
愛ちゃんを見てみろ、どれだけ努力してることか。
フーコー:
確かに、そうだ。
あの、文字通り血のにじむような努力の原動力はなんなのだろう。
ダビデ:
貴様はNHKで何を見ていたのだ。
例えばそれは、負けた時の悔しさであろう。
勝ちたいという強い想いだろう。
フーコー:
なるほど。
しかしながら、私はいろいろなことに負けてもさほど悔しいとは思わん。
たかがテレビゲームでも勝ちたいとは思わないのだが。
ダビデ:
な、なぜだ。なぜゲームで勝ちたいと思わんのだ。
フーコー:
まぁ、相手が勝ちたいと思っているなら
それを叶えてあげたほうがこちらも気持ちがいいというのもあるが、
私が勝つとそれで悔しがる相手を見るほうがつらい。
ダビデ:
で、では、き、貴様の原動力はなんなのだ。
フーコー:
それがないから、今のこの状態なのではないか?
ダビデ:
貴様はバカか。
フーコー:
そうかもしれん。
ふとテレビを見ると、
「金でなければ意味がない」
と銀メダルで憮然とする柔道選手がいました。
(↑写真は、ふがいない回答の私にもんどりうつダビデ氏)