上品に口をぬぐう


↑写真は、食事後、口のまわりを紙ナプキンであらためるダビデ氏である。
ダビデ氏こと、ポンコツ貴公子である。

貴公子。
この写真でそう言わざるを得ないほどお上品な様子に映っている。

しかしながら、思わず目を奪われてしまった婦女子諸君に言いたい。
ダビデ氏は貴公子ではない。
それはこの写真にも表れている。
これは貴公子のファッションではない。
貴公子なら、このようなカジュアルな装いをしない。
右手にリストバンドなぞをして、
どっちかというとオシャレなシティボーイだ。

上品なシティボーイであるなら、さらに婦女子諸君は目を輝かせるかもしれない。

しかしあえて言おう。
彼の左手を見ていただきたい。
上品に口へ手をやる右手と違って
紙ナプキンをややクシャリとつかんでいる。

なにを隠そう、彼はこのあと、
この乱れた紙ナプキンで
鼻をチーンとかむのである。

婦女子の期待は一気にしぼむであろう。