我々も解散

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「ついに衆議院が解散したな」と私。
野田首相の宝刀が抜き出された恰好になったわけだが
党首討論で抜くとは安部総裁も思わず、守勢にまわっていたのが印象的だった。

そのことのついでに

「我々も解散してみてはどうか?」とフーコーに水を向けてみた。

「あれか?解散して総選挙して、どっちがセンターか決めるみたいなことか?」
とフーコーは薄ら笑いながら答える
「なんかそう言うのってもう古いよな。48系のことを導入してもお寒いだけだぜ」
と鼻くそをほじりながら私に語りかける。

「いや、違う。解散だ。ただの解散。もうヘルメットアワーとしての活動を辞めるのだ」
私はぬるくなったホットコーヒーをすすりながら、一瞥もくれずにフーコーに言い放つ。

「そんな…。何故だ?ただの解散だと理由が必要だぞ?ジョンとポールの仲が悪かったのは
ヨーコのせいだけとは言えないんだぞ!我々の間のヨーコ的立場の女性は一体誰だ?」

もう論争の趣旨も見えないので
「冗談だ。冗談。解散するほど我々は活動してないだろ。これからもよろしくな!」
と私はフーコーに微笑み、コーヒーを飲み干した。

「儂が解散を宣言するならまだしも、貴様に解散を発言をする権利はないからな」
と最後はすごまれてしまった。