セカンドゴロのような人生
また引っ掛けた!
左の強打者でありながら、強く引っ掛けすぎて大体がセカンドゴロになる。
強打者にとって引っ掛けてのセカンドゴロほど切ないものはない。
私は強打者ではない。
むしろアベレージヒッターでもない。
小技の利く俊足タイプの一番バッターでもない。
送りバントのできる野球に詳しい二番バッターでもない。
意外性が売りの七番バッターでもない。
ダイヤモンドの監督といわれる八番キャッチャーでもない。
じゃあ何なの?何なのオレ?
何番任されてるの?ねぇ?何番打者なの?
代打かな?切り札的な。
誰の代打かはわからないが、きっとあるだろう出番を待って今日もイメージトレーニングは続く。
でもきっと、とてつもなくいい場面でセカンドゴロを放つんだろうな。
一回のチャンスをものにできないのが私なんです。