逆襲のノロシはいつあがる


私も根本氏も40歳周辺、
いわゆるひとつの“アラフォー”真っ盛りな訳ですが、
この歳になると
愛がお金で買えることも知っています。

本来なら、若さや髪の毛を失う代わりに、
金銭の収入が増えるので、
それなりのレストランに行けたり、
それなりの高級品をプレゼントしたり、
それなりのことができるわけです。
さらには地位や権力もそれなりに手にしてるかもしれないので、
それはそれで魅力のひとつとなるわけです。
若者には不可能な、大人の武器というものがあるわけです。
そんなこんなで若者とは対等に渡り合えるのではないかと考えるのです。

ところが私たちには、地位や権力やお金がない。
若さや髪の毛を失うばかりで、得るものが何もない。
装身具なしでまったくの丸腰、ジャージ姿で戦場に立つようなもんです。

しかしそこでわたしたちは叫ぶ。
ホントの愛は“心”だと。
見た目でも金銭でもなく“心”だと。
愛たるものの根本(←こんぽん。ねもと、ではない)を叫ぶのです。
それは確かに間違っていない。
“心”で愛を得ることはできる。
しかしいかんせん直接的な武器がないので時間がかかる。
時間も手間もかかるだろう。
“心”とはそういうものだ。
しかしいったん“心”が伝われば、お金や地位を超えた強さとなるだろう。
それはわかってる、頭ではわかってる。
わかっているが時間がかかる。
その長い時間を過ごす中で、いつのまにかすさんでいき、
肝心な“心”すら使い物にならなくなってしまう、という悪循環。

我々に逆襲の機会はあるか。


あなたが得る愛は、あなたが与える愛に等しいのだ
by BEATLES

(↑写真は心意気ばかりでいっこうに逆襲の気配がない2人)