環七はいつも渋滞のイメージ

004 (450x300).jpg

ラジオの交通情報を聞きながら、環七を青砥方面から豊玉方面に向かっている。
その間にはさまざまな罠や渋滞が潜み、簡単には目的地には着かないようになっている。
どうシュミレートしても、環七は混んでいるんだから避けるのは当たり前なのだが
首都高を使う気にはなれない。
混んでいても環七のある種、牧歌的な猥褻さというか、
宿命的な居心地の悪さが好きだったりする。
道路は広くて走りやすいが、高低差のある陸橋を何度も越える。
古き町並みを横目にみながら、ボーリング場やパチンコ店や中古車売り場などを通り抜ける。
歩道を歩く老夫婦に思いをはせながら、私の車は豊玉方面に向かう。
流れるBGMはBEATLESのDrive My Carにいつのまにか変わってる!
ピーピー言ってるぜ。

川越街道を過ぎる頃、川越フーコーから℡が鳴る。
「噂のつけ麺屋に到着。そちらはどうだ?」
おっつけ着くわ!待ってろボケ!と心の中で毒づきながら、生返事で「はぁ。もうすぐ着きますが」
と答え江古田方面へと向かう。

そう、我々はネットで調べたつけ麺屋に向かい、美味かった、不味かったと話し合うのが目的。
目的は薄くても、何かあれば暇は潰れる。
フーコーはかく語る。
「人生なんて、壮大な暇つぶしでしかないんだよ」

大きな、大きな男だ。