僕はこの街が嫌いだが、街も僕のことを嫌いだろう

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先日、テレビ番組で福山雅治さんが自分の生まれた街が昔嫌いだった。
という話をされていた。
長崎出身の福山さんだが、何故嫌いだったかと言うと
そこに属する自分が何者でもないことに嫌悪感を抱いていた。
ということだった。

何となくだがその気持ちも分かる気がする。
福山さんはその後10代で上京し、現在のように光り輝く存在になっている。

そこで私だ。
私は今現在生まれ育った街で暮らしている。
福山さんではないが、ずっとこの街が嫌いだった。
私もそう考えれば、自分が何者でもないことがイヤで
どこか、街のせいにしていたのではないかと思う気持ちもある。

私自身も何度か一人暮らしをして、色んな街に住んだことはある。
楽しい街もあれば嫌な街もあった。便利な街もあったし、不便な街もあった。

でも、私はどの街に引っ越しても、ずっと何者でもない自分が付きまとった。
福山さんのようにはなれずに、ずっと彷徨い続けてる。

私が自分で何者かになった時、初めて街が好きになるのだろうか。
嫌いなんて言って、ごめんね、街。
きっと街だって何者でもない私のこと嫌いなんだろうな。

税金とかそういう観点からして。