頭髪の存在意義


なぜ、頭に髪が生えているのか。
それは“大事な頭を守るため”であろう。髪の毛が、宅配物をつつむプチプチのように、頭をいくらかでも守る役割を果たしている。そういう理解で医学的にも豆知識的にも間違っていないと思う。

では、頭を守るはずの毛髪が、抜けるとはどういうことか。もう守る必要がないということか。頭を守るつもりがないということか。わたしの頭は、もはや守る必要のないシロモノということなのか。

なんだこの、なんとも言えない“見放された感”は。自らの頭髪に見放された感じ。
他人にハゲ呼ばわりされるよりもはるかに悲しい気がする。

(写真は↑そんな頭をヘルメットで守る根本氏)