ハゲを愛する人は心清き人


我々が思っているほど、
周りの人は我々のハゲを気にしていないことは分かっている。
それは逆の立場の時にそう感じるからだ。
相手がいくらハゲていたって
ハゲてる人、ということで何の違和感もない。

そう、実はこの“違和感”が問題なのだ。
初対面からハゲているのなら、
すでにそういう人として完成しているので
何にも気にならない。
しかし、その人が多毛だった時代を知っていたらどうだろう。
当時と比べて薄くなった姿を見ると、
いささかの違和感を感じざるを得ない。

つまり、大多数の「気にならない」という人は
我々の昔を知らない。
逆に言えば、ハゲが気になる、という人は
昔からの我々を知ってる人だ。
私も根本氏(↑写真の人物)が今より多毛だった時代を知っている。
そして今へ至る変遷もつぶさに見てきている。
だからこそ、会うたびにお互いに
さらにハゲた、とか、いやハゲてない
とか言い争うのだ。

諸君、
同窓会には要注意だ!