よね、ざわわざわわ

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色々な都合上、一度も足を運んだことのない土地について語るということをしている。
世の中は便利になったもんで、
こうしてネットの画面を開けば何々のことを調べ上げてくれて
それについてのことなそを誰かが教えてくれる。
世間が広がったんだと幻想を抱いているが、
たいていのことはパソコンが色々解決してくれる。
便利さを痛感するが、人は手にとって初めて何かを感じ取れる生き物なので、
ネットで完結するのは怖い。
無論、ネットの無い時代は本が便りだったし、見聞や風聞などで脳内で補足し、
いたずらに幻想や妄想を膨らましていたんだと思うわけで。
ワタクシなんかも、時代小説なんぞを良く読むほうで、
それが京都を題材した本ばかり読んでると
行ったことがないのに、行った気になったりなんかしている。
それでも、行ったら意外とこんなもんなんだ。となってしまうだろう。
妄想と現実と書いたものの想像が増幅され、
ワタクシの京都像はかなり巨大になってしまっている。
今現在語っている土地もそうで、実際はそんなでもないけど、
今は巨大な存在になりつつある。

だからあえて旅愁を封印し、ことにあたりたいと思う。