ささやかな時間


なんの役にも立たない、なんの毒にもならない、そんな私でもせめて窓辺で珈琲などをたしなむ時間は許してほしいのです。
ただ、それだけ。
となりの若い女性がわたしの服にコーヒーなどをこぼし
「すいません、クリーニング出しますので連絡先を・・」
なんつってそこから交際が始まるとか、そういうことは一切望んでいません。
ただ静かに、そこに佇むことができれば、ただぼんやりと窓の外を眺めることができれば、それでよいのです。

(写真↑は、いつぞやのコーヒーチェーンにて。穏やかな日差しが差し込む大きな窓は、まるで教会のステンドグラスみたいだ。それだけで厳かな気持ちになります)