検証 増税後のサイゼリヤ

先日のサイゼリヤではあまりの増税ショックで動揺と混乱のまま終わってしまったので、
後日、冷静に検証した。

(↓増税後のレシート)


(↓増税前のレシート)


元・自家製野菜ソースのハンバーグは値段そのまま、
上がったのはラージライスとセットドリンクバーである。

もし、それぞれの価格(内税)が消費税8%になったら以下の通り
(小数点以下は四捨五入し、およその値段)

ハンバーグ 499円→513円
ラージライス 209円→215円
セットドリンクバー 180円→185円
合計 888円→913円

あの日、実際に払ったのはひとり907円。
6円安い。

さらに5%時代のラージライスの税抜き価格=本体価格は199円
8%になってからの本体価格は203円
本体価格を4円値上げしてる。
セットドリンクバーも同様で、
本体価格171円→175円
4円値上がり。

計8円値上げしても
ハンバーグの増税分3%の14円には及ばず、
全体をもれなく8%にするより安くすんでいるわけだ。

細かい話だが、サイゼリヤの苦悩と悶絶が手に取るようにわかる。

先日、店を営んでる人に、
「たった3%、値段そのままでも大丈夫なんじゃないの?」
と水を向けると
「たった3%でも、積もり積もると大きな額になるんですよ、これが。
 今回の値上げは自分のとこには1銭も入らないんですけどね・・・」
と吐露していた。

昔から、国とか殿様とかは、苦しくなると安易に年貢や税金を上げる。
普通の庶民は、家計が苦しくても収入をあげることはできないから
支出やお金の使い方でしのぐしかない。

この「家計の発想」が国にないことが悲劇だ。
我々庶民も大変だが、国と庶民に挟まれ苦悩するサイゼリヤも不憫だ。

しかしサイゼリヤの我々に対する愛はじゅうぶん伝わった。
これからも、自家製ではなくなった野菜ソースのハンバーグを所望していこうと思う。