育毛と宝くじ


私と根本氏の間で、
“これをやると生えるらしい”
という情報交換は欠かせない。

それが今までにない斬新なものだったりすると
逆転の発想的な新鮮さがあり、むしろ真実味が増したりするから不思議。

話すうちにフサフサな自分が手に取るように想像でき、
「生えちゃったらどうしよう」
と、絵に描いた餅で盛り上がるのである。

これは宝くじと同じ仕組みだ。
3億円当たったら何を買おう、という想像をするのは楽しい。
もちろん当たってほしいけど、しかしどこかで「まさかそんな」とも思ってる。
もちろん生えてほしいけど「まさか生えないだろう」とどこかで思ってるわけである。
しかし当たった時のことを想像して楽しむのも宝くじの楽しみ、とするならば
生えた時のことを想像するのも、また育毛のうちなのである。

(写真は↑おもわず頬が緩む根本氏)