もはやハンバーグと会話
飼い主が自分んとこの犬と会話ができるように、
水族館の飼育員がイルカと意思疎通ができるように、
私ももはや野菜ソースのハンバーグとなにかしらの
コミュニケーションがとれるのではないかと思う。
いや、これは例え、あくまで例えだ。
それくらい密に接している、という例えだ。
この日は少し疲れ気味だった。
テーブルで待つ間、深いため息をついていると
運ばれてきた野菜ソースのハンバーグに載っている目玉焼きは
どこか悲しげだ(↑写真)
目玉焼きだけに、悲しそうにこちらを見ているようだ。
私の心中を察しているようだ。
こんなにも親しい間柄のハンバーグだが、
飼い犬やイルカと決定的に違うのは、
このあと私はこのハンバーグを食べてしまうのだ。