クローズアップ現代~減塩社会への挑戦~


我らがクローズアップ現代、
9月4日の放送は「道は険しい? “減塩社会”への挑戦」でした。
日本は世界的に見ても塩分の摂取量が多いらしく、
(言われなくてもうすうす気づいてましたが)
塩分を減らすだけで生活習慣病の予防にかなり効果があるらしい。

しかし日本人はなかなか塩分を減らせない。
なぜか。
番組ではその問いに明確な答えはなかった。

答えは実に簡単。
日本人の食生活は“ご飯とおかず”でワンセットだからだ。
おかずを口に入れて、つづけてご飯を食す。
口の中で味を作るのが我々日本人。
おかずの味が濃ければ濃いほどご飯がおいしい。
“ご飯がすすむ”おかず=味が濃い=塩分が多いのである。

逆におかずが、それだけでちょうどよい味であれば、
ご飯を一緒にかきこむ必要がなくなる。
日本人はそれで満足できるのか。
そのような食事に慣れることができるのか。
他の国の人にはない高い壁だ。

本来なら、おかずはおかずの味を楽しみ
ご飯はお米そのものの味を楽しむ、が正解だろう。
しかし、濃い味のおかず+ご飯=ちょうどいい味にする食習慣。
日本人にとってはただの減塩ではなく、食習慣を変えるという大きな作業になる。

でも、減塩はしたほうがいいね。

(写真:なにしろ「主食は米」ていうくらいだから、ご飯が主役)