岐路に立つ「マツコの知らない世界」


深夜時代から楽しく拝見しております「マツコの知らない世界」
1月13日に「漬物」をやっておりました。
登場したのは、東海漬物研究員の小村美香さん。

この人がものすごい美人でして。
いつもの番組のようにおいしい漬物を紹介してくれるのですが、
引っ掛かるのは「きゅうりのキューちゃん」でおなじみの
東海漬物株式会社の社員さんだということ。
この時点で、自社のことやら他社のことやらいろんなことが渦巻いて
彼女が言う「おすすめの漬物」がどこまでホントなのか信じられません。
でも美人です。
見てるだけでうっとりするくらいの美人です。
だけど、それほど漬物に対するマニア度が感じられません。
もちろん漬物の研究員ですから、
我々一般の人よりも漬物に詳しいし、愛着もあるでしょう。
しかしいつもこの番組に登場する突き抜けたマニアの皆さんから比べたら
あまり情熱が感じられない。
だけど美人です。間違いなく美人です。

ここで番組に対する不信感が芽生えます。
美人というのは確かにヒキが強いし、そういう人を出すというのは
テレビの常とう手段です。
でも「マツコの知らない世界」はそういう番組ではなかったはず。
あるジャンルに特化してハマってる人がその世界の魅力を語る、
そしてその人とマツコ氏のかけあいが面白いのです。
それが、綺麗どころを出しておいしいものを紹介するなら
他のテレビ番組と同じです。
普通の、情報番組です。
美人の小村さんが語る途中、
私は初めて、この番組を見るのをやめました。

ゴールデン時間帯に行って大丈夫かという杞憂が、
ここにきて現実味を帯びてきた気がします。
今までのスタンスを貫けるのか、それともいろんな事情が絡んだ
ただの情報番組になるのか、岐路に立ってると思います。

きっと、なんの能力もない偉い人がいろいろ口を出して
面白い番組を潰していくのでしょう。
漬物会社の人が出て漬物を語る、ということ自体、
なんらかのビジネス的な思惑があるとさえ勘ぐります。

それにしても、冒頭にやるあの長い要約?はいらないね。

(写真は↑いつぞやのジョナサンでついてきた漬物)