サッカーもタップも組織力で


根本氏のタップダンス発表会に行ってきました。

私がタップをやってたころは「リズムタップ」などという言葉もなく、
映画「コットンクラブ」や「タップ」を見て
黒人のおじさんたちが輪になってタップしてるのを見て
「ああいうのやりたい」と思うばかりで
ふだんは普通の?タップを楽しんでおりました。
リズムタップとは、海の向こうのものかと思っておりました。
ところが今やリズムタップというズバリそのままのクラスもあるくらいで
そういうタップをやる人が増え、増えるどころか上手い人や
すごい人がこの日本にもたくさんいるという嬉しい状況なわけです。
私もそういうタップを習うことができる。

ところが、意外だったのは
上手い人やすごい人を見ても、カッコイイとは思えない・・
いや、すごく上手いし、リズムも何もかにもすごいんですけど
あの、コットンクラブのおじさんたちのような“カッコよさ”が無い・・・
これはいったいなんなのだろう・・
やはり本場にはかなわない、日本人の限界なのだろうか、
それとも私の日本人に対する単なる偏見なのだろうか・・
ともかく、今からでもリズムタップを習えば
あのおじさんたちみたいに踊れる、という希望は
静かに打ち砕かれました。いくら形ができたとしても
おじさんたちのようなクールさは出来ないんだと・・・
個人的に、けっこう衝撃でした(涙

しかしながらこの日の発表会。
そのリズムタップを10人くらいで踊る、というのがありました。
これが良かった。
先生らしき人と、その他生徒さんとがタップを掛け合う。
これは面白かった。
あぁなるほど、やはり日本人はこういう団体競技が強い、これならイケる
と思ったのでした。
サッカー日本代表でよく耳にする「組織力」とはこういうことなんだと
実感しました。
ひとりのファンタジスタもかっこいいけど
パスをよどみなくつなぐのも気持ちいいしね。