本当の正義
最近、私の身近で正義を標ぼうする若者がいる。
正義のヒーローになりたいと思っているらしい。
漫画か何かの影響だろうけど、24、5歳にもなってそんなこと言っている奴の気が知れない
ワタクシの正義対悪の構造は「ガンダム」を観て変質しているわけで
片方からしか見れない悪なんて存在しないわけで、
異星から地球を侵略する、悪の帝王にだって、悪になるだけの何か事情があるわけだし
ダースベイダーにだって幼きアナキンの時代があったわけだし
正義と悪を単純に考えるほど、青臭くないわけです。
悪とは?正義とは?
なんてことを考えることなく、角度を変えれば様々な事情がある。
だから、ワタクシは彼にもっと色んな古典をみるように勧めました。
何故日本は戦争で負けたのか
何故、アジア諸国で嫌われているのか
俯瞰して、角度を変えて、歴史を知って、初めて悪とは正義とは
というものが見えてくるんです。
漫画の腕が良く伸びる主人公が強くなっていくまんがもすごいけど
本当の強さとは、耐えることであり、もがくことであり
何かを続けられることである。
市井の民にこそ、正義とは、悪とは
を問うことこそ、より良い人間になれるのではないかと思うけど
ワタクシがそうであるとは言い難いので、言わない。
↑↑の写真は以前にも登場した青山界隈を歩く日本代表のおじいさん。
彼にも、そうせざる何かがあるから、するわけで、
もしかしたら、そうせざる理由もないかも知れないわけで
それを慮っていることが大事なんじゃないかな。