罪を憎め


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最近、劇画の鬼平犯科帳を良く読む。
コンビニなどで、ワイド版で安く売られていると、つい買ってしまう。
最近はもっぱら電車に乗る機会も薄れ、家と店の往復でしかないが
コンビニに寄ると、ついぞ買ってしまう。

以前は考えられないことだ。

ついに、劇画の時代劇まんがを楽しんで読めるような、オッサンになってしまった。
が、
私が好きなのは、お江戸の風俗というか、町の人々の息遣いが感じられるのが
とても好きなのだ。
人情で裁く鬼平も好きだが、池波先生の作った(鬼平は実在するが)
世界観がたまらなく好きだ。
いよいよ、旧暦が記載されたカレンダーも買ってしまいそうな勢いだ。

江戸時代も実は長く平和な(それは今から思えばガラパゴス的な)時代だったのだ。
そういう意味では、大きくそういう意味では、今と似ているのかも知れない。
昭和だって、今年で90年しか経ってないけど、江戸は300年ですから。
まだまだちょんまげ結ってた頃のほうが時代は長いわけですから。
明治、大正、昭和なんて戦争の間に人々は生きてきたわけで。
それを考えれば、貧しくて、不便な時代だったけど、それはそれで人々は必死に生きていた。
そういう風に考えること自体、もうおじさんなんですね。私。

今夜も鬼平の活躍を読みながら、眠りにつきます。