最高に旨いエア寿司 ~下目黒 鮨りんだ~

河野勇太(こうのゆうた)氏…故郷の愛媛で和食を学び、20歳で上京。東京やニューヨークで修行を重ね2014年独立。店名はTHE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」から。

一、甘海老(富山県産※時期は秋~冬) 昆布にはさんで3日ねかす。4尾で握る。塩と酢橘をのせて。
二、鰯(釧路)にんにく、しょうが、ねぎをまぜた薬味と煮切り醤油で。
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3つに切ったものを2つ重ねる↓
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三、剣先烏賊(九州産)と海胆(北海道吉岡)烏賊の上に海胆をのせて握る。名付けて「イカウニ」by親方
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四、毛蟹(北海道噴火湾) 生きたまま20分蒸す。蒸したてを握る。身とカニみそを合わせた具をのせる。
五、大トロ(ボストン沖)薄く切った4枚を握る。霜降りの部分なので一枚だとサクサクするため4枚に。
六、秋刀魚(釧路)15分ほど塩して、皮をあぶって握る。焼いて裏ごししたキモをのせる。
七、黒鮑(千葉県千倉)3時間酒蒸し。煮ツメをつける。
八、さいまき海老(=20g以下の小さい車海老)大分県産。「ちょうど一貫でおさまる大きさなので」by親方。ズワイガニのミソをはさむ。
九、穴子(長崎県対馬)酒とザラメ、かつおだしで煮(しょうゆを使わない)、笹の上であぶって塩をのせる。お腹が黄色いほど脂がのってる。
十、イクラの軍艦(釧路)75度のお湯にさらし、20回以上水洗いを繰り返し、薄皮を取る。特製のダシに2日漬ける。「たまごかけご飯みたいな味」by親方

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シャリは蒸しかまどで炊きます(↑写真)短時間で高温で炊き上げるので粒がしっかりする。昆布と酒で味付けしてから2種の赤酢を加える。