一生に一度は食べたいエア寿司 ~札幌 鮨一幸~

札幌いっこう鮨.jpg

工藤順也 氏…父・勇、母・トミ子が仕込みと裏方で支えます。
「鮮度で出す、という感覚を植え付けられたら、そこから出れない」

一、春子 湯びきして昆布で〆る
二、鰆
三、7キロの島鯵 5キロ以上の大きい鯵をオオカミという
四、鮪の赤身(大間産)
五、大トロ
六、海胆(釧路 昆布森)漁は二か月間のみ。海底が平らではなく谷になってるので潜水して獲る。
七、赤むつ(のどぐろ)焼いたものを皿で、ご飯の上にのせて
八、真鯵
九、赤貝 半日ねかせる。「赤貝から出る血が旨味である」
十、鰤 熟成させると脂が身にまわっていく。
十一、穴子
十二、玉子焼 大和芋と芝海老で。芝海老は火をいれると膨らむという性質がある。

握りの前に
・根付きの鯛 冬眠する前にたくさん海老を食べるのでその頃は美味しい
・迷い鰹 鮪の群れに迷い込み日本海でとれた鰹。鮪といっしょにエサを食べてる。炭火で皮を焼く。

2時間のTV番組としてやっていた「鮨ほど旨いものはない」。
食すのは俳優なので、早川氏のような寿司の語りと説明ができないのは当たり前。
逆に早川氏のような寿司通の落とし穴は、寿司屋も早川氏も当然知ってるようなことの手前で話が完了してしまうことだが、早川氏は私のような素人に分かるようにその「当然知っていること」を説明してくれたり、話を掘り下げてくれたりしてた。
この番組に登場した俳優3人は素人であることを武器にして素直にいろいろなことを質問して職人さんから話を引き出してほしかった。特にこの店は天才肌の職人さんなのでもっと話を聞きたかった。
俳優だけあって「うまい」という言葉と表情でどう表現するかに腐心していたようで・・・職業柄しかたのないことか。