ホスト寿司クラブ(本日のエア寿司)

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エアは自由だ。エアならザギンでシースーなんてお手のものだ。
本日カウンターで同席となったエア客は私と同じくらいの中年(失礼!)の女性二人。
もちろん銀座だけあってお金持ち感漂う品のよい女性たちだ。
ひとりが寿司店の常連らしく、カウンター内の職人さんたちと親しげに話をする。
●●さんはどうしたの?
△△さんちょっと痩せたんじゃない?
そこにいる4人ほどの職人さんはもちろん、いない人の名前まで出して盛り上がる。
寡黙そうな職人さんたちも段々のってきてノリノリで話す。
仕事上、いかついように見えるけど、オフになれば冗談言って笑う普通の男たちだなと
意外な一面を垣間見れるほどくだけた雰囲気になってくる。
そうやって、いる人もいない人もすべての職人さんたちを巻き込んで話をするので
店内はおのずとその女性を中心になごむ職人たち、という形になる。
女性から見れば職人さんたちはどう見たって年下だ。
あぁなるほど、これはまるでホストのようだ。
若い体育会系の若い男たちに囲まれ、女性は終始ご満悦のよう。
シャンパン片手に寿司をつまむ。
寿司屋はこういう楽しみ方もあるんだなと妙に感心した。
聞けば秋葉原あたりに女性の職人さんしかいない寿司屋があるという。
今の逆状態を想像するなら、私がその店の常連で、そこの女性職人さんたちをひとり占めにして盛り上がる感じか。
ならば、その店に行くだろうか。
いや、行かないだろう。

(写真は↑いつぞやに行った高級住宅街近くのロイヤルホスト。こういう女性が集まって話に花を咲かすのでしょう)