閉店か。それとも。

以前行って再訪を誓ったラーメン店。おばさんとおばあさん二人で切り盛りする、懐かしい雰囲気のラーメン店。
場所的になかなか行くところではなく、また、喫煙OKなので(昔からある店は皆そう)なるべく客がいない時がいいなぁなどと言い訳して足が遠のいていたら、ある日のグーグルマップに「閉業」との文字が。

なぬ?

あわてて店へ行ってみた。
日曜の午後、確かに店は閉まっているがシャッターなどはなく、ガラス越しに中の様子を伺うことができる。椅子はすべて逆さまにテーブルにのせてあって、中の様子からするとただの営業時間外ともとれる。何も撤去されたりしていないように見えるからだ。
しかも、お店たたみますの張り紙ひとつもない。このまま夜から営業してもなんらおかしくない。
ホントに閉業?

閉業だとしたら、おばあさんがもう働けなくなったからか。もうふたりでは切り盛りできなくなってしまったからか。いつまでもお元気で、というのはこちらの勝手な希望であって、現実はそううまくはいってくれない。

よくよく思い出してみると、以前行ってから2年ちょっと経っていた。2年も。
ついこのあいだのように感じていたのでこの時間経過に対する絶句は大きい。それに比例して2年で一度も来なかった後悔も強くなる。

いや、閉業してないんじゃないか。
まだ信じれない自分もいる。
そう、閉業はしてない、今のところそういう結論にした。
近々、また行かねばならないと思う。
人は、受け入れたくない現実についてなかなか認めたくないものなのだ。
(↑写真は以前行った時に食べたチャーハン)