最高に旨いエア寿司 ~六本木・鮨由う~(すしゆう)

尾崎淳=22歳で鎌倉「以ず美」に入る。その後何店かで修行をつみ、2016年独立。2018、2019年ミシュラン1つ星獲得。

一、毛蟹(噴火湾)と馬糞海胆。上に塩分控えめのオリジナルキャビアをのせる。狙ったのは“インスタ映え”
二、春子(鹿児島県出水)塩して「たまず(酢を酒と水で割ったもの)」で洗う(←以ず美で学んだ)。皮目を湯びきして、身のほうだけ昆布〆にする。
三、鯵(淡路島)塩して春子と同じくたまずで洗う。上にあたりねぎをのせて。
四、鰆。ワラで炙って、上に福井の地辛子をのせる。春に魚と書くが、冬の鰆が美味しい。
五、ヅケ。八丈島で獲れた216キロの鮪。
六、大トロ。↑同じ鮪から。
七、小鰭(佐賀)小鰭といえば熊本天草が多いが、佐賀のは熊本のより脂がのってる(店主談)エビのおぼろをはさむ。
八、プリン巻。鮟肝を甘く煮て裏ごししてペースト状にしたものをシャリを混ぜてリゾットのような状態にする。それをキュウリとともに海苔で巻く。鮟肝はプリン体が多いので“プリン巻”
九、車海老(大分)握る直前に茹で、氷水に入れて少し温度を下げる。これくらいが一番甘みを感じる。おぼろをはさむ。尻尾の先っぽまで使うため、出す時には端っこに置く。

十、穴子(長崎県対馬)炙って煮上がりの温度に戻す。シャリにゆずをつけてから握る。穴子の上にゆずをのせるとこもあるが「最初に穴子の味を感じていただいて、最後にゆずの香りがくるようにしたい(店主談)」

おかわりの一貫=小鰭