最高に旨いエア寿司~鮨 海界~(六本木)

西崎祐樹(にしざきゆうき)
北海道士別市出身。調理師専門学校卒業後、ウィンザーホテル洞爺に就職。その後、札幌の寿司店で修行し2017年に東京へ。独立。

一、鮃(北海道積丹半島)脱水して3日ねかせる。北海道といえば利尻のソゲ(東京湾では1kg以下の物を「そげ」と呼んでいる)
二、白海老 海老塩(ボタンエビの殻を粉にして塩と合わせる)をのせて
三、金目鯛(千葉県銚子)&赤酢のシャリ。2時間から3時間昆布締め。シャリとの間に塩昆布をはさむ。
四、赤身(那智勝浦158キロ)
五、同じ鮪の中トロ
六、小鰭(佐賀県)塩と酢でそれぞれ20分づつしめる。昆布の上に水分を残したまま並べ、昆布をかぶせてふたとし、4日ねかせる。
七、毛蟹海胆(オホーツク)

八、喉黒(長崎県)「べにひとみ」というブランド魚。サッとあぶる。酢橘をしぼって。
、馬糞海胆(北海道根室)みょうばん未使用の塩水海胆。手巻きで。海胆は北海道から直送。海苔は佐賀から直送。薄くて味の濃いものを選別して送ってもらっている。口溶けのよい海苔。親方「海胆は北海道直送じゃないとダメだと思います」
十、穴子(長崎県対馬)煮あげた穴子を煮汁につけたまま冷やし、煮こごり状態で保存。煮こごりがついたまま炙る。山椒をのせる。

親方が言う北海道と東京の違い
北海道…つまみが主で最後に握りを2、3貫
東京…酢、塩は強いが、糖は少なめ、シャリは北海道より固め。

おかわりの一貫=馬糞海胆