最高に旨いエア寿司 ~鮨くらみ~(勝どき)

小林公彦(こばやしきみひこ)
京都で4年修行したのち、東京へ。門前仲町・三ツ木で修行、その後シンガポールのホテルでも寿司を握る。2009年独立。

シャリは赤酢と米酢とリンゴ酢をブレンド。
店名「くらみ」の由来は、義母がかつてやっていた美容室(現在の店舗)の半分をもつ煮屋さんにして営んでいた義父の名前「おぐらみつお」からとって「もつ煮くらみ」としていたことから。

一、はがしの中トロ(鳥取県境港)
二、星鰈(宮城県気仙沼)五枚におろし、塩してひと晩ねかす。塩と酢橘で。
三、新子(静岡県舞阪)三枚づけ。たて塩と、お酢を水でわった玉酢で〆る
四、ヅケ 包丁を入れて、醤油、みりん、鰹のだし汁に3分ほど漬ける。
五、鯵(鹿児島県出水)生姜とネギをのせて
六、蝦夷馬糞海胆(北海道余市)塩水パック。親方「余市産は味が濃厚」
七、のどぐろ(長崎県対馬)「べにひとみ」というブランド魚。あぶってから握る。親方「深海魚だから(海水の変化も少なく)獲れる場所さえ選べば一年中安定して美味しい」
八、煮蛤(千葉県外房)門前中町・三ツ木の古い江戸前の仕事を踏襲。青ゆずをふって。

九、穴子(宮城県松島)
毎回新しい煮汁で30分たく。握る前に温める。青ゆずをふる。
十、京都丹波産の卵に芝海老のすり身と、大和芋をあわせて裏ごしし、弱火で20分焼く。

おかわりの一貫は煮蛤。