インデアンカレー

確か北海道にも同じ名前のカレーチェーンがあったと思うが、ここは大阪発祥らしい。
どちらもインド人の横顔?をデザインしたロゴマークだが、よく見ると違う。何やら因縁めいたものを感じるが、もろもろ調べる気力は今のところ、ない。
店の前にある食品サンプルとメニューを眺めていざ入店。
全カウンター式の店内にもメニュー的なものがあるのかと思いきや、いっさいない。
やばい。ここは常連で成り立つ、初心者には敷居が高い系の店だ。
メニュー数は少ないのだから、店前の食品サンプルで分かるだろ、ということか。

さっき見といてよかった。かろうじて覚えてた「インディアンカレー」をカウンター内で動き回る女性店員に小声で告げた。
この時点ですでに私が初心者であることは見抜かれていただろう。
カレーを待つ間ふとその女性店員と目が合うと、不敵な笑みを浮かべていた。

そういえば確か、生卵をトッピングできたはず、ということを思い出したがその旨もどこにも記されていない。なにしろメニュー的なものがないのだ。
周りの客を見渡すと誰も卵を載せていない。
ん?卵はないのか?

そしてカレー登場。

けっこう辛い。
そうだこの辛さを中和するのに卵がちょうどいい、と何かで見たのだが。

こういうお店のカレーでまずいものには出会ったことがなく、そこそこ美味しいのだが、やはり「自分の家のカレーが一番美味しい」説はゆるがない。

さて会計。
わたしの前には黄色い札が置かれてる。これを持って入り口近くのレジへ行けということなのだろうが、向かいの客は自分の席で現金のやりとりをしてる。
次の客は支払いがパスモなのでレジへ行けと言われてる。
そうかそういうことか。
システムが分かったところで席を立つ。
即座に女性店員が
「支払いは現金ですか?」
と声をかけてくる。
パスモであることを告げるとやはり、レジへ行けと言われた。
またも女性店員は不敵な笑みを浮かべていた。

大丈夫、今回でいろいろ分かったので次回からはそつなくこなせる、と思う。
その前に、卵のことを調べなくては。